ナイキの厚底シューズ問題って結局何なの?〜スポーツライター増島みどりさんの超わかりやすい説明を共有するよ【ラジオ深夜便】

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こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku

大阪国際マラソンの夜、2020年12月26日のラジオ深夜便でスポーツライターの増島みどりさんが出演していた。

そこで増島さんが話していたワールドアスレチックス(世界陸連)の新規則で禁止されるかもしれない、ナイキ 厚底 ヴェイパーフライの説明が超わかりやすかったので、記録しておこうと思う(眠りながら聞いたので、間違いがあればご指摘ください。)

ナイキ 厚底 ヴェイパーフライは、カーボン素材を使っていてとにかく軽い。りんご1個分200gくらいの重さだとか。通常のシューズは300g~400gであることを考えるとその軽さがわかる。

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その軽さの秘密はカーボンだ。カーボン素材を使っているので軽さを実現している。(カーボンは、車椅子レースの車椅子やロードバイクなど、軽くて丈夫なことが求められるものに使われている。)

ただし、その軽さゆえ靴の消耗が激しいそうだ。一足3万円越えのシューズを何度も履き替えるのは、金銭的にも厳しい。しかもその人気ゆえになかなか手に入らない。そんなナイキのヴェイパーフライの選択を取れないアスリートが不公平になるという考え方だ。このようなものわ、テクニカルドーピングという。

このカーボン自体をマラソン協会に認めさせればよいのたが、そんなに簡単なことではない。例えば、海外のとある義足アスリート(サラ・レイナーツェン選手)が健常者と一緒に走りたいという強い希望を持っておりマラソンの協会に訴えた。

しかし戻ってきた答えは、カーボンであることな推進力への影響がないという証明をしてくれれば認めるというものだった。これでは事実上のNGである。

今回のナイキ 厚底 ヴェイパーフライにもカーボンの素材が使われており、これも同様のテクニカルドーピングにあたるか?ということが論点になっているのだ。

こんな状況の中で、ナイキ 厚底 ヴェイパーフライ への移行をするトップアスリートは、少なくとも今回の大阪国際女子マラソンにはいなかった。これまでの自分が信頼しているシューズを履いていたのだ。

いずれにしてもこれからの世界陸連の動きに目が離せない。ちなみに増島みどりさんはもう1点面白いことを言っていた。

2021年の世界陸上がナイキのお膝元のオレゴン・ユージーンで行われる。ナイキにとっては、この世界陸上でナイキのシューズを履いた選手が次々と好成績をおさめる、そんな青写真をナイキが描いていないわけがないというのだ。

スポーツメーカーの中でも世界のトップメーカーであるナイキのそのような思惑を世界陸連が阻止してくるだろうか?ナイキと世界陸連の関係性はよくわからないが、この大会を見据えた今後の結論が楽しみである。

最後までお読みいただきありがとうございます。

最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!

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