こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
先日、川崎の工業地帯夜景クルーズに参加してきました。
その中で、添乗員さんが、
「川崎の鶴見線には、昭和な雰囲気が残っている駅があり、昭和レトロな雰囲気を味わいたいなら是非、行った方がいい。と言っており、
というわけで、有休を利用して鶴見線の『国道駅』に行ってまいりました。今回は、『国道駅』の紹介をしたいと思います。
では、早速参りましょう〜
京浜東北線に乗り鶴見駅へ
まずは、鶴見駅に行き鶴見線に乗り換える。
鶴見線は、鶴見から京浜工業地帯へ向かう日本の工業発展につながる生活をささえている路線だ。
駅に降り立つと、ホームから見える周りの風景はマンションなどの住宅街。これが本当にあの国道駅なのか?と疑いを持つ。
駅から階段を降り、下を見渡すとそこはまさに昭和の駅。タイムスリップしたような風景が目の前に現れました。
この暗さ、しっとりとした雰囲気。間違いない、これが有名な国道駅だ。
写真を何枚か収め、階段を降りるとそこには改札の機械が。
無人駅なのでどうぞご自由にということらしい。神奈川県ほどの大都会でこのような無人駅があることが、驚きだ。
地上に降りると薄暗い高架下のトンネルのような空間が広がる。
昭和を感じる看板もそのまま残されている。
ひとまずこの暗い空間から抜け出したい。
外に出てみると、目の前には国道が。
ふと見上げるとアメリカ兵が機関銃で打ち込んだ後というコンクリートが目の前に。
とても歴史を感じる建物だ。
駅の写真を撮り、そのまま暗闇のトンネルを歩く。
左右にはお店の他にも家の玄関が。ここに住んでいるのだろうか。
電車の音が部屋に響き渡りそう。だがそんなことは関係ないのかもしれない。
反対側の出口を出ると、普通の住宅街になった。
昼ごはんを食べていないので、小腹がすいてきたが周りには飲食店は無い。駅近だというのになんということだ。
ウロウロしながら写真を撮っていると、近所のご高齢のお爺さんも散歩中なのか、ウロウロしながらじっとこちらを見ている。
とても気まずいので引き返そうと駅のホームへ向かう。
しかし、、電車は30分後しかない。。
鶴見線は無人駅はもとより、電車の本数が少ないのが特徴。
自分は何時の電車に乗って行き、何時の電車で帰るのか、ということを事前にしっかり確認しておこう。
仕方がないので、国道駅の周りを散策してみることにする。
少し歩いてみたが、みたところバイク屋以外の店がない。
あまりにも何もないので、小腹が空いたことすら忘れてしまった。
喉が乾いたのでローソンに立ち寄る。
日課の読売新聞購読のため、読売新聞を手に取り、店内を見渡す。
すると本棚に『億男』が。
今年見た映画の中で、間違いなくトップ3に入る映画『億男』。
その内容をもう一度原文で読みたいと思い、購入。
アイスコーヒーを飲むと電車の発車時刻まであと10分を切っていた。足早に駅に向かう。
コンビニの壁にふと目をやると、そこにはお店の名前が。
生麦?生麦ってあの生麦事件の生麦?
そう国道駅は、生麦事件が起こった生麦のすぐ近くにある駅なのだ。
「生麦事件」
文久2年(1862)8月21日、薩摩藩主の父・島津久光の行列が生麦村を通行中、馬に乗って行列に紛れ込んだ4人の外国人の1人、英国商人リチャードソンが警護の武士に斬り殺されてしまった。
横浜市ホームページより引用
http://www.city.yokohama.lg.jp/tsurumi/kanko/midokoro/points/items/t8.html
そんな歴史に思いを馳せながら、国道駅に向かう。
そして帰路についた。
タカヒロ的まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本の経済成長を支えた町、川崎。そんな時代を嘲笑うかのように国道駅はひっそりと佇み、歩く人もどこか暗い感じがしたのは気のせいだろうか。
平成が終わろうとしている今、昭和という時代がとても遠い昔に感じられる。
ただそんな時代を我々が歩んできたという軌跡は今後の時代を考える意味でも、しっかりと残しておきたいし、そうするべきだろう。
国道駅のような昭和な雰囲気の駅は、今後も残っていてほしいと願うばかりだ。
最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!