こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
1ヶ月以上前から楽しみにしていた東京マラソン。
MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)のオリンピック代表選考レースであり、この結果次第で男子マラソンのオリンピック代表がほぼ確定する。
大本命だった大迫傑(MGC3位)が結果的に日本新記録をブチ破り日本人1位でゴール。
日本記録を1分以上上回るハイペースに、大迫傑はついていかず自分のペースを守り切った。
脇腹を抑える仕草をしつつも、いつもでる体の反応なのでと、冷静に対処した。
こういう行動が自分のことを知り尽くしそれに冷静に対処する行動が勝利を手繰り寄せた。
日本新記録のレベルになるとまぐれや偶然で記録が出ること自体が難しい。日頃の練習に伴った自らの実力がそのまま現れる。
対象的に途中まで先頭集団で日本人1位で独走していた井上大仁は失速。
テレビで観てはいたが、私もこのまま井上大仁が一番になるかと思っていた。しかし現実は甘くなかった。
そして、その一瞬を大迫傑は見逃さなかった。井上のペースが落ちてから。ペースメーカーに追いついて左側から井上の顔を確認して一気にスパート。とてつもなく冷静な判断だったと思う。
そして今回は日本新記録とはならなかったが、設楽悠太も前日の記者会見では、自身の調子の悪さを引き合いに出し、予想タイムを2時間6分としていた。
これもある意味、冷静に自分のコンディションを把握している証拠だ。(丸亀国際ハーフマラソンでも日本新記録とはならなかったなど、負け続けている状況を冷静に分析していた。)
日本新記録を出すランナーは、速いだけではなくいかに自分の状況を冷静に見極め、レースの中でその場で状況を読んで判断する力がいかに大切かを学んだ。
びわ湖毎日マラソンでは日本新記録はでるの?
そして次のびわ湖毎日マラソンで日本新記録を出せるかどうかで、大迫傑がオリンピック代表となるかが決まる。
びわ湖毎日マラソンに出る選手は、大迫傑さんより速いの?
ここまでの分析からすると、MGCのびわ湖毎日マラソンでの日本新記録達成は困難と言わざるを得ない。
出場予定の各選手の自己ベストが2時間8分〜9分と大迫傑の日本新記録2時間5分29秒とは大きく乖離しているからだ。
メディアではナイキの厚底シューズがあるので、日本新記録を破ることができるかも?という論調たが、大迫もナイキの厚底シューズを履いていたわけで、大迫よりも遅い自己ベストの選手が厚底シューズを履いたからといって日本新記録を出すとは考えにくい。
コースコンディションも東京マラソンの高速コースに比べ、びわ湖毎日マラソンのコースも比較的高低差が少ないものの、湖の周りということで風の影響も強く出てくるからだ。
しかも過去の記録を見ても海外の選手を持ってしても大迫傑の日本新記録を超えている選手は数えるほどしかいない。
これは正直厳しいのでは?と思う。ただ、ここで大迫傑が圧倒的優位と言ってしまうと、誰もびわ湖毎日マラソンを観ない(みんな名古屋ウィメンズを観る)のであくまでメディアとしてはあおるような形でナイキの厚底シューズがあるからわからない!?と言っているのだ。
色々な想いが交錯しているね。びわ湖毎日マラソンよりも名古屋ウィメンズマラソンを観ようかな。。
ただ逆にいうとこの状況で日本新記録を出せば、一発逆転でヒーローになれる。そういう面白みを持った競技がマラソンだとも言える。(現実は厳しそうだが。)
タカヒロ的まとめ
いかがだっただろうか?私は市民ランナーなので、ここまでシビアに自分の状況を冷静に把握しないといけないわけではない。
しかしながら仕事をしていくうえではこの自分の状況を冷静に見極めるという感覚はとても重要だと思う。
とにかく根性だ!やればできる!という精神論だけで仕事が片付くほど甘くないし、いかに冷静に自分の実力を見極めて線引きし、そこからたりないところは他の人の力を借りるなどして成果を上げていかないといけない。
そういう自分への冷静さが必要なのだと思う。
最後までお読みいただきありがとうございます。 今日はこんな感じで!