映画『スポットライト 世紀のスクープ』のレビュー・評価

スポットライト 世紀のスクープ 映画・ドラマ・漫画感想




こんにちは!話題作の映画は必ずチェックしてます!タカヒロです(@kyohirofuku

先日公開された映画『スポットライト 世紀のスクープ』を観てきました。この映画、アカデミー賞で作品賞と脚本賞を受賞した映画なんです!そして神父の性的虐待を暴いていくという超刺激的な内容となっています。

しかも実話というのが驚き。私はこんな事件があったなんてこの映画に出会うまで知りませんでした。当時私が学生(正確には浪人生)だったということもありますが、当時の日本ではそこまで大きく取り上げられていなかったのではないでしょうか。メディアと組織、そして国のありかたを考えさせられる映画です。

今回は、この映画の感想をシェアしたいと思います。

では、早速参りましょう〜

幅広い人に伝えたいため?やや盛り上がりに欠ける印象

『スポットライト 世紀のスクープ』は実話のため、やや盛り上がりに欠けるかな?というのが私の印象です。本当に極端に盛り上げようとすれば、R18にして神父の残虐なシーンを投影するなどの演出もできたはずです。でも、それをしなかった。なぜか?それは、この映画をより多くの人に届けたいという思いがあったからだと、私は思います。

むやみに演出を激しくして、エンターテイメント色を強めるというよりかは、神父の犯罪を暴いていったジャーナリズム精神をより多くの人に伝えていきたい、そんな映画なのかなと思いました。

スポットライト 世紀のスクープ

ジャーナリズムの教科書のような映画です

『スポットライト 世紀のスクープ』では、神父の性的虐待を教会が組織ぐるみで隠蔽し、それを新聞記者の主人公たちが暴いていきます。『スポットライト』とは、主人公たちのボストン・グローブ紙のチームの名前です。

神父の被害者一人一人に会っていく様子や、寝食を犠牲にして、作業に没頭する様子まさにジャーナリズム精神そのもの。観ているこちらの胸が熱くなってきました。

そして表に出ている情報というのは、たまたまメディアが取り上げただけであって、世の中には数多くの出来事が隠蔽されているのか、と少しドス黒い印象を感じたのも事実です。

そして実はこの神父の犯罪は、十数年前に一度主人公たちの会社ボストン・グローブ紙にも情報が来ていたのです。その時は、そこまで大きな記事にしなかったので、大事件としては世に認識されなかったという背景もありました。

ここで編集長が言った言葉が印象的でした

「我々は常に暗闇の中をもがいているにすぎない。そこに我々で光(スポットライト)をあてるからこそ、それが世に知られ、ニュースになる。我々はそういう仕事をしている。」

まさにジャーナリズム精神の根底のようなものを感じた気がします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?アカデミー賞作品賞、脚本賞のW受賞というだけでも観る価値がある映画だと思います。また、この映画を観ることで、いかに世に出回っている情報が操作されているかということ、ジャーナリズム精神とはこういうものか!?ということを実感できると思います。気になったかたは、ぜひ観てみてくださいね。

今日はこんな感じで!

『スポットライト 世紀のスクープ』(2016/4/16)
★★★★☆
@TOHOシネマズ梅田

★★★★★ 近年有数の名作
★★★★☆ 見逃せない
★★★☆☆ 楽しめる
★★☆☆☆ それなりに楽しめる
★☆☆☆☆ オススメしない

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