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こんにちは!横浜在住のタカヒロです(@kyohirofuku)
日本で初めて競馬場が作られたのは横浜というのをご存知だろうか?
横浜は開港後、多くの外国人が住むことになり特に山手地区には多くの洋館が残っている(関東大震災でら焼けた後に作られた洋館たちだ)
そんな外国人の要望により、1866年に日本で初めての競馬場「根岸競馬場」が開場▼
設計したのはアメリカ人建築家のJ・Hモーガン。モーガンはこの他にも、「ベーリックホール」「横浜外国人墓地正門」などの建物で有名だ。
「ベーリックホール」▼
「横浜外国人墓地正門」▼
根岸競馬場は、1943年(昭和18年)に閉場して今は公園となっている。
その名残として残っているのが、 旧根岸競馬場一等馬見所 だ▼
西洋の趣きがある巨大な塔。存在感がハンパない…
軍艦島や大久野島など数々の廃墟を探訪してきたタカヒロとしては、見逃せない。
そこでクソ暑い中、息子をひっぱりだして探検してきた。
では、早速いってみよう!
「【廃墟】旧根岸競馬場一等馬見所」の情報
住所:〒231-0856 神奈川県横浜市中区蓑沢13-283
「【廃墟】旧根岸競馬場一等馬見所」へのアクセス
根岸森林公園を目指そう
根岸森林公園の一角にあるので、根岸森林公園を目指していこう。
・JR京浜東北線 根岸駅から横浜市営バス「旭台」下車
森林公園は、根岸駅から徒歩15分と記載があるが、坂もあるのでクソキツイ。歩くのは現実的ではない。
あらかじめバスの時間を調べておき、バスを利用しよう。
根岸森林公園には旧根岸競馬場一等馬見所への案内が少ない。スマホをフル活用しよう
根岸森林公園のマップがこちら▼
旧根岸競馬場一等馬見所の記載はあるが、こっちに行けば旧根岸競馬場一等馬見所があるよ!という案内板は無い。
スマホの地図をフル活用しながら、根岸森林公園の周回コースを歩き、旧根岸競馬場一等馬見所の近くに来たら公園から出て競馬場へ向かおう。
スマホの地図をこまめに確認しながら、森林公園の周回コースを回ろう。
半周くらい無駄に歩いてしまった私…
このブログを見ている方には、同じ過ちを繰り返してほしく無いため記載しておく。
「【廃墟】旧根岸競馬場一等馬見所」 の感想
とにかく圧巻の巨大三塔
とにかく西洋の装飾がなされたデカい塔が3つあるという存在感がすごい。海外に来たような気持ちになる。
丸い窓などの豪華な装飾が美しい▼
近くにいくとだんだん廃墟感が増していき、塔に巻きついた植物、立ち入り禁止の看板を見るとたまんねぇな…と廃墟好きの心がうずく▼
複雑な事情「アメリカ軍の寮が真後ろに…」
こんなに美しい建物なら観光資源として有効活用すればいいのにと思う。
赤レンガ倉庫も廃墟だった建物を商業施設としてリノベーションしてるわけだし。
たが、そうしていない何故か?ヒントはすぐ後ろの建物にあった。
アメリカ軍の寮があるのだ。
ここからは私の仮説だが、アメリカ軍の施設の周りは「撮影禁止区域」となっている。
旧根岸競馬場一等馬見所のアメリカ軍側の寮もその地域に属する。
そんなところにオシャレ商業施設を建てようもんなら、人がわんさか押し寄せて大変になることは目に見えている。
その調整のハードルを越えてまでやりますか?ということなのかなと…
あと数十年はそのままのような気がする。塔を移設するにも老朽化しすぎているし、アメリカ軍の寮がなくなれば話は別だが、よほどのことがないとなくならないだろう。
いろいろと考えさせられる廃墟でした。
こういう妄想を巡らせるのも面白いですね。
タカヒロ的まとめ
廃墟の目の前には、すべり台などのアスレチックがある▼
息子を無理矢理連れ出したお詫びに、アスレチックで遊んだ。
ケラケラ笑っていたので満足していただけたかなと。
いずれ息子が廃棄の面白さに目覚めたらまた来よう。
その時まで残っていることを願って。
(おわり)
廃墟好きや、競馬ファンにとっては感慨深い場所です。