こんにちは!メーカー勤務のタカヒロです(@kyohirofuku) 今回は、池井戸潤さんの小説が原作の前々から気になっていた映画『空飛ぶタイヤ』の感想をシェアしたいと思います。
では、早速参りましょう〜
『空飛ぶタイヤ』のあらすじ
運送会社のトラックのタイヤが脱輪し、子供がいる母親の命を奪ってしまう。警察は運送会社の整備不良を疑うが、これといった証拠もなく、事件はとん挫する。そんな中、トラック製造会社のホープ自動車の品質保証部の動きに不審感を持ったホープ自動車販売課の課長が動きをすすめる原因は何なのか?真実は?
『空飛ぶタイヤ』の感想
物語の結論を知っているだけに、これといった驚きもなく物語が進んでいきました。この映画のように物語がわかっている作品で大事なのは、どれだけその物語の主人公に入り込めるかとなります。
そのためには、俳優さんの演技力が問われます。この点でいうと、まだ一皮向けていない、俳優としてのかっこよさを保ちつつ、突き抜けきれていない印象を受けました。
半沢直樹の滝藤賢一さんくらい、壊れたり、苦しんだり、もがいたり、そういう苦悩に陥った人間のもがき苦しむ様が中途半端なため、俳優さんのかっこよさに負けて印象が弱くなってしまっていました。そこが物語全体の深みを薄くしていました。今をときめくカッコいい中年男性の俳優さんをそろえた、ということが前面にでてしまった形に。
また、物語を映画という2時間の枠の中に入れ込むためにその苦悩や、主要メンバーのバックストーリーが描かれなかった。やはり、池井戸潤さんの作品はドラマで見るに限ります。
ただ、メーカー勤務である社会人にはメーカーという企業の社会的責任を改めて認知する、学ぶ良い映画という側面では良い映画だと思います。
メーカーに勤めていると、全員が全員、自社の社会的責任を痛烈に意識しているわけではありません。間接部門とかもありますし。それを意識すること自体、なかなか難しい場合がほとんどです。
そういう意識の人が改めて自らの会社の社会的責任を意識する、良いきっかけになる映画です。
タカヒロ的まとめ
いかがでしたでしょうか?メーカー勤務の方は是非、観てみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございます。 今日はこんな感じで!
『空飛ぶタイヤ』(2018/7/30)★★☆☆☆@TOHOシネマズ川崎
★★★★★ 近年有数の名作
★★★★☆ 見逃せない
★★★☆☆ 楽しめる
★★☆☆☆ それなりに楽しめる
★☆☆☆☆ オススメしない