映画『ミッシング』の感想〜子どもの見守りと情報接触の仕方、この2つについて考えさせられる映画【ネタバレ無し】

  
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こんにちは!映画大好きタカヒロです(@kyohirofuku

・石原さとみさんが、子供を産んで復帰。その演技力を改めてスクリーンで観たい。

・子供の失踪がテーマという子育ての中の私には重すぎる、が見ておきたい。

という理由で映画『ミッシング』を鑑賞。

『ミッシング』のザックリとしたあらすじ

石原さとみ演じる母親と青木崇高演じる父親の娘が失踪。

初めの方は中村倫也演じるテレビ局員が務める放送局のテレビで報道されていたが、時間とともに他のニュースに変えられていく。

時間が経つ中、焦りを募らせる母親。次第に父親との衝突も増えていく。

一方のテレビ局員は、後輩が次々とスクープを上げる中、焦りを募らせる。

事実と報道、sns。人間が情報に翻弄される様子を生々しく描いた作品。

『ミッシング』の感想

子供を持つ親の場合、観ていて少し辛い描写が多いかもしれない。

子供が突然いなくなった苦しみを石原さとみが演じており、その様子に心が苦しくなるからだ。

ただ、この作品の欠くは

・犯人が誰か?ではなく

・失踪した女児がみつかるのか?でもなく

この情報が氾濫した世の中には、良い意味でも悪い意味でもいろんな人がいる。

その人たちの善意や悪意の中で、お互いに作用しながら生きている。

それが、女児の失踪というメディアの波によってあぶり出されるという現実を映している。

親の観点から観ると、子供をしっかり見守り、大切に育てていくことに改めて活を入れられた。

まさに社会派の映画だと思う。

私の子供はまだ2歳、4歳と小さいが、これから手がかからなくなってくるからこそ、子供の安全には逆に注意しなくてはならないと思った。

また、報道がどのように作られ、人に作用するのかその側面を再認識させられた。

子どもの見守りと情報接触の仕方、この2つについて考えさせられる映画であった。

石原さとみさんの熱演に脱帽

子が失踪した苦しみを演じる石原さとみさんの演技力にも脱帽。まさに日本を代表する女優だと思う。そのアウトプットの高さにも刺激をもらった。

世の中には変なやつもいる

ところどころで物語とは直接的には関係しない、感情をぶちまけている人が出てくる。

正しいとか正しくないかではなく、世の中にはほんとうに色んな人がいるなと、あらためて現実を叩きつけられた。

(おわり)

『ミッシング』(2024/5/19)★★★★☆@チネチッタ 公開:2024年5月

★★★★★ 近年有数の名作
★★★★☆ 見逃せない
★★★☆☆ 楽しめる
★★☆☆☆ それなりに楽しめる
★☆☆☆☆ オススメしない

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