こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
妻と子供が実家に帰っているため、晩御飯を食べながら2日に渡って映画を観た。
今回ご紹介するのは、三谷幸喜監督の『記憶にございません』
政治家が国会で使う、困った時の「記憶にございません」
誰もが知るセリフを映画にしてしまうという、三谷幸喜ならではの面白さがタイトルから伝わってくる。
本当は劇場に妻と観に行きたかったのだが、子育てやらなんやらで、みれずじまい。
今回は、この作品の感想をシェアしようと思う。
では、早速いってみよう!
『記憶にございません』のザックリとしたあらすじ
支持率2%台の過去最低を叩き出した内閣の総理大臣が、演説中に石を投げられて、記憶喪失に。
もともとは高慢で自分勝手な総理大臣が、記憶を失って突然いい人に。
その後のドタバタ劇を描く作品。
『記憶にございません』の感想
コロナ禍で沈んだ気持ちを明るくするという意味では、世界中の人に見てもらいたい作品。
こういった喜劇だけど、どこか深い映画は最近見なくなったなと。(三谷幸喜さんくらいではないか?)
興行収入的にも辛いコロナ禍ではあるが、こういう映画こそ、今の時期に地上波で流してほしい。
そして少しでも世界を元気にしてほしい。
というのも、まずこの作品は総理大臣が記憶を失ってからのドタバタ劇が、コメディーのように楽しく描かれており、観ていて何度も笑うことができた。
一方で、総理大臣たるものの心構えや厳しさなども垣間見ることができる。
すっかり丸くなってしまった総理大臣に、官房長官が「みんなに好かれようとするんじゃねえよ。みんなに嫌われてでも、国のことを思って決断をする。一国を束ねるということは、そういうことだろ!」という言葉。
目の前の人についつい好かれようとしてしまうと、それだけで判断が鈍り、曇り、本当にそれが国にとって良いものかわからなくなる。
時には嫌われる勇気も必要。リーダーたるものその覚悟があるのか?と問われている気がして、ドキっとした。(私自身、皆にいい顔をしようとしてしまうので。)
また、日本の子供は総理大臣になりたくない、なりたい職業にもならないという劇中の実態(多分、現実世界でもそうだろうけど)に少し寂しさを感じたし、そういう子供がやりたくない職業をしている人が国の長であることはどうなん?とも思った。
せっかくなら、みんなの憧れの職業が総理大臣や政治家であってほしいし、そういう人に国を引っ張っていってもらいたいなと。
子供にとっては、総理大臣のやりがいや面白さの前に、国会で責められている姿や、ニュースやワイドショーで責められている姿ばかりで、そう思ってしまうのも無理ないけど。
いっそのこと情熱大陸やアニメで表現すりゃーいいのにとも思う。
そんな政治家や総理大臣の日常を映画では少しだけ知ることができ、楽しむことができる。
なにより元気になれる作品だ。
ぜひ、観てみてほしい。きっと心がほっこりするはずだ。
最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!
『記憶にございません』(2020/12/29)★★★☆☆@アマゾンプライムビデオ