浅生鴨さん原作『伴走者』テレビドラマの感想〜常に「なぜ?」を考え、その根本からエネルギーを得て生きている人間は強い

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こんにちは!ランニングブロガータカヒロです(@kyohirofuku

今日はBSで放送した『伴走者』というテレビドラマを鑑賞。

私は走るのが大好きで大阪の長居公園を毎日走っていた。そんな時にブラインドランナーを何人も見る機会があった。そのため伴走者というランナーがいること自体はとても気になっていたのだ。

そんなときに『伴走者』というドラマがあると新聞高校で知り、鑑賞することに。

今日はこのドラマの感想を述べたいと思う。

では、早速いってみよう!

『伴走者』のザックリとしたあらすじ

日和食品陸上部の淡島は、ニューイヤー駅伝の選考メンバーから外れてしまう。そして戦力外通告を受ける。

息子の中学受験や第二子も生まれるこの時期に、会社を辞めるわけにはいかない。

そんなときにオファーされたのがブラインドマラソンでの伴走者だった。

しかもそのマラソンランナーは、元プロサッカー選手でイタリアのチームでも活躍した内田という人物。内田は不慮の事故により視力を失っていた。

淡島と内田のパラリンピックへの挑戦が始まる。

『伴走者』の感想

「なぜ、走るのか?」その根本の問いに2人はぶつかることになる。生活のため?家族のため?名誉のため?

スポーツドラマでは必ずと言っていいほど大切なテーマ。「なぜーするのか?」

この根源的な理由が、人間を突き動かすエネルギーになる。

『走れメロス』でなぜメロスは走ったのか?囚われた友人のため?名誉のため?

答えは「自分のため」。自分の脚の速さを国中に見てもらいたかったからだそう。

そういえば、最近仕事でも「なぜ?それをするのか?」「なぜ?そうなのか?」と聞かれたり、説明することが増えた。

常に「なぜ?」を考え、その根本からエネルギーを得て生きている人間は強い。自分もそういう人間になりたいと、改めて思った。

市原隼人演じる内田の孤独さと強さ

市原隼人演じる内田の孤独さと弱さ、そして強さがテレビを通じて伝わってきた。

ボクシングや野球など、市原隼人さんといったらスポーツドラマによく出てくる印象だが、今回の役もスポーツの枠を超えて、1人の人間としての内田が伝わってきたのだ。

暗闇の世界にいながらも、必死にもがいている内田に胸が熱くなった。

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吉沢悠演じる淡島の葛藤に共感

マラソンが大好きな私だが、ニューイヤー駅伝への出場が一部の優秀な選手が得る特権だとは知らなかった。駅伝で活躍した選手が会社の実業団に入り、そこからまた活躍できるかどうかが決まる。

淡島は、過去の駅伝でエースに挑戦をしかける走りをして、転倒、救急車で運ばれた。

はたから見たらみっともなく、恥ずかしいという人もいたが、逆に勇気をもらったという人が何人もいた。誰も恐くて勝負をかけないところで、勇気を持って勝負をかける姿が、誰かの力になる。そんなスポーツの魅力を改めて実感した。

タカヒロ
個人的には、MGCの設楽悠太さんの走りを思い出しましたね。

そんな挑戦をする淡島の姿に胸が熱くなった。

作者は浅生鴨さん。NHKの元Twitter中の人

こんな素晴らしい作品を生み出したのは、どこのどいつだ?と思い、調べてみると、浅生鴨さんというお方。

なんとNHKの元Twitter中の人らしい。(広報部だったとか。私と同じ(笑))NHKらしからぬユルイ内容で話題になった方らしい。

浅生鴨さんいわく、「中の人はいない」らしいのだが。

そういえば、浅生鴨さんの「だから僕は、ググらない」は本屋でみたことのある本だった。

そんな浅生鴨さんがこのような物語を生み出した背景を調べてみると、浅生鴨さんご自身が交通事故で大怪我をして、障がい者でもあるそう。

そしてNHK時代にパラリンピックの普及活動の仕事に携わっていたそうだ。(実際にブラインドランナーことも取材したことがあるらしい。)

そう考えると『伴走者』という今回の作品をここまで素晴らしい作品にできたのか、なぜ作ったのか?ということも合点がいく。

浅生鴨さんの世界観や考え方、についてもっと知りたいと思うようになった。

タカヒロ的まとめ

いかがだっただろうか?『伴走者』という物語を通じて、走ることの意味、さらにいうと生きることの意味をもう一度、考え直すのも良いかもしれない。

最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!

『伴走者』(2020/4/11)★★★★★@テレビ録画

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