こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
VISAの月刊誌でたまたま知った映画『鈴木家の嘘』。家族ぐるみで、母親に息子は生きていると嘘をつく。そんな様子をコミカルに描いており楽しめそうだなと思ったのが第一印象でした。
しかし読売新聞の映画紹介でその印象が一変します。それはこの映画が、家族を自殺で失った監督の実体験から産まれているからです。
家族の自殺を思い出すことだけでも辛いのに、そこに向き合い映画を作り上げた、その覚悟の塊。
では、早速参りましょう〜
『鈴木家の嘘』のあらすじ
鈴木家の長男、浩一は実家に引きこもっており、ある日突然自殺した。それを目撃した母は、ショックのあまり気を失い、昏睡状態に。そして浩一の49日に目を覚ます。
そして鈴木家の家族、親戚を前に「浩一は?」と質問をする。母親は息子の死を忘れていたのだ。そこでとっさに浩一の妹が嘘をつく「お兄ちゃんは引きこもりを克服して、アルゼンチンにいるよ!」
そこから鈴木家の嘘が始まる。。
『鈴木家の嘘』の感想
コメディーのような要素もあり、プロモーションしているが、メッセージとしては自殺による残された家族、人間の心理をリアルに描いたヒューマンドラマ。
住宅街の空気感、音、風、人間同士の日常の小さな掛け合い、その些細な要素が映画にリアリティーを持たせている。
家族の死を隠すコミカルな部分と自殺に苦しむ家族という苦しみの部分を交互に少しずつ出すことで、観ている方も息苦しくない。
そして特筆すべきは、原日出子演じる母親。何よりも息子を思う気持ちが温かく、大きい。 あらためて母の偉大さを感じた。
タカヒロ的まとめ
いかがでしたでしょうか?アクション映画もスカッとして良いですが、こういう人間性を考えさせられるドラマをしっぽり観るのもなかなか良いです。今後は少しずつ路線を変更していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!
『鈴木家の嘘』(2018/11/16)★★★☆☆@109シネマズ ラゾーナ川崎
★★★★★ 近年有数の名作
★★★★☆ 見逃せない
★★★☆☆ 楽しめる
★★☆☆☆ それなりに楽しめる
★☆☆☆☆ オススメしない