映画『家族はつらいよ2』の感想〜日本の社会問題や人と人との絆を改めて考えさせてくれる作品

家族はつらいよ,山田洋次,松竹,家族,映画,movie 映画・ドラマ・漫画感想




こんにちは!映画大好きタカヒロです(@kyohirofuku

『男はつらいよ』の山田洋次監督の作品、『家族はつらいよ2』を観てきました。

『家族はつらいよ』を両親が観て面白いと言っていたので、あらかじめセブンイレブンで前売り券を購入していたんです。

観たい映画がある時は前売り券を買うに限りますね。

それでは『家族はつらいよ2』の感想をご紹介したいと思います。

では、早速参りましょう〜

『家族はつらいよ2』のあらすじ

橋爪功演じる平田家の主人修造が運転しては車に傷をつけていた。心配した平田家の家族が修造に運転を辞めるよう、説得しようとします。

ただ修造は高齢者と扱われることに腹を立て、意地でも車に乗り続けます。

そんな修造が車を運転していると、高校時代の友人にバッタリ遭遇して、家族を巻き込む色々な事件が起こっていくというストーリー。

『家族はつらいよ2』の感想

『家族はつらいよ』でもそうでしたが、社会問題が作品に反映されていました。

今回の社会問題は

  • 高齢者ドライバーの事故
  • 高齢者の孤独死
  • です。高齢者ドライバーの事故が後を絶ちませんが、その実態をこの映画の中で見ることができます。

    まだまだいける!と思っているご本人が実は運転の技量が伴っておらず事故を起こしてしまう様子がリアルに描かれています。

    特にこの映画の修造のような癖のある頑固じーさんは、なかなか自分が年をとったということを認めたくないご様子。

    たまたま今回の映画では、都会の大家族の場合でしたが、

    車がないと生活できない地域で高齢者ドライバーから車を取り上げるというのは生活の質を下げるのと同意だと思いました。

    ゴルフに行くのも釣りに行くのも映画に行くのも車がないとままならない地域もあるからです。

    完全自動運転やウーバーのような手軽で安い移動手段が確立して、運転ができない人でも自由に移動する喜びを死ぬまで享受できる社会になればいーのにと、つくづく思います。
    自動車メーカーのかた、頑張ってつかーさい(笑)

    『家族はつらいよ2』の印象に残ったシーン

    修造が高校時代の友人を励まそうと、飲み屋で話し合うシーンに心動かされました。人が人を想い、なんとか元気付けようとする。人間ってマジで素晴らしいと思います。

    必要以上に人と関わらないようにして人間関係が希薄になっていくなーんてことが言われていますが、せめて自分の周りの元気の無い人を励ますことぐらいはできるんじゃないかと。そう思いました。

    元気づけるといっても大層なことはしなくていいと思います。LINEやFacebookでちょろっと連絡するだけでもいいんですよね。私の場合は家族ですかね。昔から実家とメチャメチャ頻繁にLINEや電話をしています。

    しょーもない会話ですが、この会話が宝物になる日がいつかは来てしまうので家族とのコミュニケーションを大事にしています。

    タカヒロ的まとめ

    いかがでしたでしょうか?映画館ではお年寄りばかりでしたが、『家族はつらいよ2』は若い人でも楽しめる映画だと思います。

    日本が抱えている社会の問題とどう向き合っていくのか、自分が周りの人にできることはなにか?そんな問いを監督から投げかけられているような作品でした。

    最後までお読みいただきありがとうございます。 今日はこんな感じで!

    『家族はつらいよ2』(2017/6/17)★★★★★@渋谷シネパレス

    ★★★★★ 近年有数の名作
    ★★★★☆ 見逃せない
    ★★★☆☆ 楽しめる
    ★★☆☆☆ それなりに楽しめる
    ★☆☆☆☆ オススメしない

    スポンサードリンク

    スポンサードリンク



    スポンサードリンク



    気になる製品はこちらからチェック!