こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
大晦日に親父と男はつらいよ50周年記念作品、『男はつらいよ おかえり寅さん』を鑑賞。
『男はつらいよ』シリーズは、私が大学生の頃にハマって観はじめた作品だ。
昭和の懐かしい風景がどこか心にしみて気になったシリーズを何本も鑑賞。
友人を誘って柴又の寅さん記念館にも行ったっけ。2005年の出来事だ。
それから15年。寅さんの映画の50年には及ばないが、寅さんを愛した一人の人間として、今回の作品は楽しみにしていた。
渥美清さんが亡き今、いったいどのような作品だったのか?(ネタバレはしません)感想を述べようと思う。
では、早速いってみよう!
『男はつらいよ おかえり寅さん』のザックリとしたあらすじ
寅さんの妹さくらの息子、満男。満男は結婚し、子供は高校1年生。
妻は病気で6年前に亡くなっており、サラリーマンから小説家になって売れはじめたころの物語だ。
そんな満男の前に、初恋の人「泉」(後藤久美子)と出会う。
『男はつらいよ おかえり寅さん』の感想
渥美清さんが亡き今、昔の映像を流して終わりじゃないのかな、、、と少し心配していた。
しかしながら、そんな気持ちは吹き飛んだ。というか吹き飛ぶくらいに笑ったり、懐かしくなったり、胸が温かくなる、そんな良い意味で忙しい作品だった。
寅さんが帰ってきた!というのは、あながち間違っていないと思う。
昭和、平成、令和と3つの時代を駆け抜けた男はつらいよの集大成の映画だ。
なんというか、昔ながらの綺麗な日本語を話す、さくらと諏訪ユリ(満男の娘)
山田洋次監督の映画の女性の言葉遣いは、どこか懐かしい言葉遣いを感じる。
『家族はつらいよ』の蒼井優さんの言葉もそうだった。口語というか、書き言葉のような言葉遣いが時たま出てきて、それが妙に心に残る。(それに懐かしさも感じる。)
令和の今の時代、人との直接的なつながりは減ってきているかもしれない。
ただ、家族との楽しい団欒(だんらん)の時間は大切にしなくてはいけないなと、あの騒がしい一家の会話を聞いていたら、改めて感じた。
そして人として、自分として正しいと思うことを真っ直ぐに行動に移せる、そんな人間になりたいし、息子にもそんな人間になってほしいと思った。
また、満男がおじさんのことを思い出すシーンではこちらも懐かしくなって眼に涙がたまりましたわ。
寅さんが今の令和の時代の家族を見たらどう思うのかな。家族ってもんはよぉーってバシッと言ってくれそうな気がする。
大晦日に良い映画を観させていただきました。
おかえり、寅さん!
『男はつらいよ おかえり寅さん』(2019/12/31)★★★★★@イオンシネマ大野城 (親父と鑑賞)