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こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
12月は一人で行動できる時間があるので、 前々から行ってみたいと思ってたところに行こうキャンペーン をしている。
その第3弾が、横須賀美術館。
横須賀美術館は、横須賀の市政100年を記念して2007年に開館した美術館。
海に面した白色の建物は、まさに絶景。直島を彷彿とさせるオシャレスポットだ。
てなわけで、神奈川の観光スポットとしては必ず登場する施設だ。
ただ少し遠いのが難点。三浦半島の端っこにあるため、電車とバスを乗り継いでいくというやや面倒な場所にある。
面倒だからこそ、行った時の喜びも大きいだろうと思い、思い切って行ってきた。
今回は、「横須賀美術館」の楽しみ方をシェアしようと思う。
では、早速いってみよう!
「横須賀美術館」の情報
TEL:046-845-1211
営業時間:10:00~18:00
休館日:毎月第一月曜(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日
※ 開館時間と休館日は変更することもあるので、念のため行く前にホームページで確認しておこう。
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
「横須賀美術館」へのアクセス
・京浜急行「馬堀海岸駅」もしくはJR「横須賀駅」から観音崎行きバスで「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」下車徒歩2分。
・京浜急行「浦賀駅」から観音崎行きバスで終点「観音崎」下車徒歩5分。
私は、京浜急行「馬堀海岸駅」からバスに乗るルートで訪問した。
京浜急行に1時間半ほど乗り、馬堀海岸駅に到着。思ったより小さな駅だ。
改札を出ると横須賀美術館行きのバス停の案内がある。
案内の通りにバス停に向かう。
こちらがバス停。
バス停には地元の人や学ランに帽子をかぶった防衛学校の生徒さんが並んでいた。(ここらへんが横須賀らしい!)
こちらがバス停の時刻表▼
すぐに観音崎行きのバスが来たので飛び乗る。
海を見ながら、ゆったりとした時間を過ごし、10分ほどで「観音崎京急ホテル・横須賀美術館前」へ到着。
そこから2分で横須賀美術館が見えてくる。
矢印の方向へ歩こう。
到着。
横須賀市のホームページを見ると、馬堀海岸駅から横須賀美術館へ歩いてみよう!
という軽いノリの内容が描かれているが、5.8kmほどの距離で、歩くと1時間ほどかかる。
さらに坂もあり、海沿いのため風も強い。
春や秋に歩くのはアリかもしれないが、真夏や冬は歩かない方が良さそうだ。
帰りのバスの時刻表はこちら▼
「横須賀美術館」 の外観・内観
旅行誌で観た通りの透明感のある白色の建物だ。
海の青と空の青と共存する、とてもお洒落な空間だ。見た瞬間に写真を撮りたくなる映えっぷり。
美術館の壁や天井には、丸い窓があり、青空が顔を覗かせている。
「横須賀美術館」 の感想
今回は、「見る学ぶ知る作る 版画ワンダーワールド」という企画展をメインで鑑賞。
江戸時代から明治、昭和、平成、令和まであらゆるジャンルの版画が展示されていた。
日本のさまざまな版画の作品を見ていると、小学校の図工で作った版画を思い出した。
なにより懐かしかったのがバレン。
竹の皮で包まれたこのバレンでゴシゴシと版に紙をつけてたっけ。(あんまりうまくいった記憶ないけど(笑))
大人になるとこういう美術に触れ合う機会って激減するよなあ〜と改めて感じる。
小学生、中学生の頃は学校で半ば無理やり美術に触れるからいいけど、そのあとは余程のことがない限り、美術に触れることはない。
効率化されたこの世の中で、絵を描いて売ったりするわけでもないのに、わざわざ絵を描く人がどれだけいるのか?
少なくとも小中学校で周りと比較して絵が下手と思った子供はそのあと絵は描かないだろうな。。なんか悲しい。
こういう美術館でアートに触れることで、ちょっと自分でもやってみようかなという人が増えれば、心が豊かになる人が増えて、世の中がほんのちょっぴりだけ良い方に向かうといいな。
さて話は戻るが、今回の横須賀美術館の展示で一番衝撃だったのが彦坂木版工房の木版画だ。
まるで実物の写真のような絵が、実は木版で作られているとは思わなかった。
こちらの絵が木版で作られているのだ▼
何枚もの木版を使い、一枚の絵にどんどん色をのせていく。その制作風景はまさにマジック。
久しぶりに衝撃を受けた。
しかも木版画で作った絵はどこか温かい気持ちにさせてくれる、柔らかさを感じる。その柔らかさが人をひきつけるのだろう。
「横須賀美術館」の施設案内のグラフィックデザインが秀逸
美術館でもう一つ驚いたのが、施設案内のグラフィックデザインがめちゃくちゃカワイイということだ。
通常の施設にありがちな、場所とアイコン(ピクトグラム)ではなく、人の行動を促すようなグラフィックが施設のあらゆる場所に施されていた。
このグラフィックをデザインしたのは、廣村正彰(ひろむらまさあき)さん。NHKのテレビ番組「デザインあ」や東京オリンピックのピクトグラムの開発も手がけるグラフィックデザイナーだ。
「横須賀美術館」の屋上で海を見ながらマッタリ過ごそう
「横須賀美術館」は展覧会を楽しむだけではなく、その建物からの景色も楽しむことができる。
特に屋上から眺める海は絶景で日常の嫌なことを忘れられるくらいの開放感と爽快感だ。
青々とした海を観ていると、心がスーッと軽くなる。
ただし12月は少し風が強く寒かった(涙)屋上を楽しむなら気温が10度以上の昼間あたりをおすすめする。
椅子に座ってゆっくり海を眺めることもできる。
奥の方には芝生があるので、家族連れの人も子供さんを遊ばせるのも良いかもしれない。
「横須賀美術館」の図書館でひとり美術展を楽しもう
「横須賀美術館」のもう一つの魅力が図書館だ。
こちらが図書館の入り口▼
本を借りることはできないが美術にまつわる本が所蔵してあり、自分が興味のある美術本をみるというひとり美術展として楽しむことができる。
新美術新聞という今まで見たことのないような新聞も読める(笑)
先ほど紹介したピクトグラムが特集としてとりあげられていた▼
個人的に気になった本▼
タカヒロ的まとめ
いかがだっただろうか?公共の交通機関で行くには少し遠いかもしれないが、関東に住んでいるのであれば行けない距離ではない。
横須賀美術館は、展示内容だけではなく、建物や周りの地形全体で楽しませてくれるアートのエンターテイメント施設だなと感じた。
是非、行ってみて欲しい。
最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!
「横須賀美術館」の情報
TEL:046-845-1215
営業時間:10:00~18:00
休館日:毎月第一月曜(祝日の場合は開館)、12月29日〜1月3日
※ 開館時間と休館日は変更することもあるので、念のため行く前にホームページで確認しておこう。
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
東京オリンピックのピクトグラムは、世界各国の人に伝える表現を考えないといけないので、なかなか骨の折れる仕事ですね。。でも楽しそう!