こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
公開1か月が経過しているにも関わらず、人気が衰えていない映画『ジョーカー』。
王様のブランチで毎週ランキングに残っているのを観て、そんなに面白いのか?と気になったので鑑賞。
今回は、映画『ジョーカー』の感想を共有したいと思う。では、早速いってみよう!
『ジョーカー』のザックリとしたあらすじ
ゴッサムシティーで母親と二人で暮らす主人公。
主人公の仕事は道化師(ピエロ)になり、客引きや病院へ行って子どもたちを励ますなどの仕事をしている。
そんな主人公の夢はコメディアンになること。
夢を追いながらも、社会の中での生きづらさに時に涙し、絶望の淵に追いやられながら、社会の不満や絶望を巻き込み、ムーブメントを起こしていく。
『ジョーカー』の感想
政治的だなというのが第一の感想。
バットマンの続編でしょ?アクション楽しみ~というテンションで観ると痛い目に合う映画だ。
アクションでスッキリしたいのであれば、観る映画を変えてターミネーターの最新作を観たほうがいい。
あちらの映画は、ピュアなアクション映画だからだ。
(シュワちゃん自身も王様のブランチで「政治的な意味合いが皆無なので、どの国でも楽しめる映画」と言っていた。それはそれで内容薄くね?と思うが、ピュアなアクションを求める人もいるので一概に悪いとは言い切れんが。)
貧富の差が開き、ゴッサムシティーという社会システムが支障をきたしている中で、主人公の行為が大きなムーブメントを起こしていく。
社会的に苦しんでいる人たちを味方につけ、大きなムーブメントを起こしていく(それは意図的ではないが)様は、アメリカのトランプ大統領が前回の選挙で仕掛けたような、そんな戦略を思い出した。
この映画が、ベネチア国際映画祭の金獅子賞を取ったのもうなずける。
まさに今の世界を映し出したような作品だったからではないかと。
ところどころ、「そんなふうに上手くいくの?」
と思うところもあったが、物語の本筋には何一つとして影響のあるものではない。
おもしろいと思うかどうかは人の主観。だから私も主観を大事にする。
私のことを病気だと思っているかもしれないが、これが私だ。
そんな自分自身を認め、ジョーカーとなり前に進むマインドは少なくとも、仕事で苦しむ私の心を後押ししてくれた。
そして必死にコメディーのネタを考える姿は美しくもあった。
ジョーカー=なんか悪いやつ という固定観念を外して、今の自分に置き換えてシーンを観てみると、意外と学びの多い映画なのではないか、と思う。
あと、最後に注意したいのがこの映画は15才未満の人は観ることができないので注意して欲しい。
普通の人が、ジョーカーに落ちていく様を追体験できるという意味では危険な映画だ。
映画を見終わって外に出ると、ジョーカーと同じ精神状態に近くなる。注意してほしい。
最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!
『ジョーカー』(2019/11/21)★★★★☆@チネチッタ
★★★★★ 近年有数の名作
★★★★☆ 見逃せない
★★★☆☆ 楽しめる
★★☆☆☆ それなりに楽しめる
★☆☆☆☆ オススメしない