崖の上のポニョの感想〜東日本大地震やアニメーションの舞台裏など今見ると改めて考えさせられることが多い映画

広島




2008年7月に公開された映画崖の上のポニョを金曜ロードショーで鑑賞した。

崖の上のポニョの舞台は広島県福山市の鞆の浦だよ

2008年当時は、広島に住んでおり、崖の上のポニョの舞台になった広島県福山市鞆の浦の近くの映画館で公開日にこの映画を見に行った。

そして映画を観た後に鞆の浦へ行き崖の上のポニョの世界観を体感したことを覚えている。

その後も2012年に友人とバイクで鞆の浦に行ったりした。またこの鞆の浦と言う場所は、ウルヴァリンサムライと言うマーベルのX-Menシリーズの映画の舞台になった場所でもある。

というのもこの鞆の浦と言う場所は、海がある港町で昔ながらの街並みを残したとても魅力的な場所だ。

宮崎駿も崖の上のポニョの構想を練る際にこの鞆の浦に長期滞在したと言われている。そんな鞆の浦を思い出しながら今回の崖の上のポニョを鑑賞した。

ストーリー的に大きな試練と言うものがなかったのが残念

今回見てみて思ったのは映画の最後のシーンご飯シーンを全く覚えていなかったと言うことだ。

ストーリー的にはそこまで大きな視点があったりだとか、大きな危機が訪れると言うところは、あまりない。

津波が襲ってくると言うところはあるが結局母親のリサの助けによって解決している。

千と千尋の神隠しの時のような母親と父親を助けるそのために、ときには涙しながら自分自身の壁を乗り越えていくと言うような事はなかったのかのように思える。

それよりかは宗介と言う主人公そのものが、すでにポニョ受け入れる土壌があるとても魅力的な青年であり、現に物語の中でも複数の女性からアプローチを受けていた、物語のはじめの頃からの成長と言うよりかは、常にそういった土壌を持った青年に出会いポニョが夢を実現すると言う話になっている。

そういった意味でややパンチが弱いストーリーであった事は否めない。

しかしながら今回特に楽しみながら見たのは、アニメーションの動きや描き方そのものであった。

現在常にそういった土壌を持った青年に出会いポニョが夢を実現すると言う話になっている。そういった意味でややパンチが弱いストーリーであった事は否めない。

アニメーション生作り手の思いを想像しながら見るのが楽しい

しかしながら今回特に楽しみながら見たのは、アニメーションの動きや描き方そのものであった。

現在放送中の朝ドラ、なつぞらを見てアニメーションと言うものがどのような形でできるのかと言う苦労を目の当たりにしているからかもしれない。

一つ一つの支援に対して作画の思いというのが詰まっていると思いながらみると、一つ一つのキャラクターや動物たちの動きと言うものを、興味関心を持って見ることができた。

特にポニョが人間の世界に来て様々なことを体験していくときの顔の輝きは本当にその驚きや感動が伝わってくる生き生きとした表情をしていた。そういった一つ一つの表情が見ていて飽きなかった。

東日本大震災の津波を思い出させるシーンに胸が締め付けられた

その他にも波が押し寄せてくるシーンなどはその恐怖や恐ろしさが伝わってきた。東日本大震災の後の公開であればこの映画は公開されなかったかもしれないとも思った。実際に東日本大震災が起こった後はこの映画の放送は一定期間自粛されていたようだ。それだけこのアニメーションの津波の心が恐怖を感じさせるものであったし、津波を経験したことのない私にもとても恐ろしいものに感じた。

いろいろ言ったが崖の上のポニョは私にとってとても癒される面白い作品でもあり、宮崎駿監督のジブリ映画の中で3本の指に入るお気に入りの作品だ。

また数年後この映画を家族と見ることを楽しみにしている。

最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!

『崖の上のポニョ』(2018/8/23)
★★★☆☆@金曜ロードショー

★★★★★ 近年有数の名作
★★★★☆ 見逃せない
★★★☆☆ 楽しめる
★★☆☆☆ それなりに楽しめる
★☆☆☆☆ オススメしない

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