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こんにちは!タカヒロです(@kyohirofuku)
夏休みに佐賀県唐津市に家族で行ってきました。
正直言って、今まであまり唐津市の印象は無かったのですが、
とても個性的な観光名所があり、ハマってしまいました。
特に印象的だったのが、虹の松原を見渡せる絶景の鏡山公園です。
そして、そこに鎮座する松浦佐用姫。
松浦佐用姫とは、日本三大悲恋(ひれん)物語の「松浦佐用姫伝説」に出てくる女性です。
そこで今回は、佐賀県唐津市にある、鏡山公園、松浦佐用姫伝説についてご紹介したいと思います。
では、早速参りましょう〜
日本三大悲恋物語とは?「松浦佐用姫伝説」「羽衣物語」「竹取物語」「浦島物語」
まず、この観光地に行く際におさえておきたいのが、日本三大悲恋(ひれん)物語です。
日本三大悲恋(ひれん)物語には、「松浦佐用姫伝説」「羽衣物語」「竹取物語」「浦島物語」があります。
三大と言いながら、4つを記載したのは「竹取物語」か「浦島物語」なのかは諸説あり、どちらが日本三大悲恋(ひれん)物語の一つかは明確ではないからです。
日本三大悲恋物語(その1)「松浦佐用姫伝説」
そして、この日本三大悲恋(ひれん)物語の一つ「松浦佐用姫伝説」に出てくる女性、松浦佐用姫の像がこの佐賀県唐津市の鏡山公園にあります。
日本書紀にも、松浦佐用姫の記載はあり日本三大悲恋物語のうち唯一、事実に基づいた物語のようです。
こちらが、「松浦佐用姫伝説」の石碑。
日本三大悲恋物語といわれる松浦地方に伝わる伝説が、「松浦佐用姫」の物語です。
古代、朝廷の命令で挑戦半島の任那、百済の救援に派遣された青年武将 大伴狭手彦(おおともの さてひこ)は、停泊地である松浦の血で土地の長者の娘「佐用姫」と恋に落ちました。
やがて、出帆の時が来て、別離の悲しみに耐えかねた佐用姫は鏡山に駆け登り、軍船にむかって身にまとっていた領巾(ひれ)を打ち振りました。
それでも名残はつきず、佐用姫は山から飛び降り、呼子加部島まで追いすがったものの、すでに船の姿はなく、悲しみのあまり七日七晩泣き続け、ついに石に化したというものです。
この物語は、万葉の歌人たちにも数多く読まれるものとなり、以後詩歌や能などの文学や演劇の題材にもなりました。
鏡山はこの故事から「領巾振山(ひれふりやま)」と呼ばれるようになったといいます。
平成十四年三月建立 贈 唐津レインボーライオンズクラブ
動画もアップされていました。
日本三大悲恋物語(その2)「羽衣物語」
そして二つ目の物語が、「羽衣物語」です。「羽衣物語」、今回の日本三大悲恋物語を調べるにあたって初めて知りました。この「羽衣物語」には、諸説ありストーリーも地域によって違うようです。
羽衣物語
日本各地に同じような伝説が伝えられている。
これらの説話の共通点として、基本的な登場人物が羽衣によって天から降りてきた天女(てんにょ)
その天女に恋する男の2人である事が挙げられる。
水源地(湖水)に白鳥が降りて水浴びし、人間の女性(以下天女)の姿を現す。天女が水浴びをしている間に、天女の美しさに心を奪われたその様子を覗き見る存在(男、老人)が、天女を天に帰すまいとして、その衣服(羽衣)を隠してしまう。1人の天女が飛びあがれなくなる(天に帰れなくなる)
ここから近江型と丹後型でわかれる
近江型(一般型) 天に帰れなくなった天女は男と結婚し子供を残す(幸をもたらす)。
天女は羽衣を見つけて天上へ戻る
昇天型 :(基本型)羽衣を見つけた天女が、夫を捨てて天にかえってしまう。子供を一緒に連れて行く場合もある。丹後型 天に帰れなくなった天女は老夫婦の子として引き取られる
天女は酒造りにたけ、老夫婦は裕福となる
老夫婦は自分の子ではないと言って追い出す
天女はさまよった末ある地に留まる(トヨウケビメ)
日本三大悲恋物語(その3)「竹取物語」
こちらは中学校の教科書にも出てきますので、超有名ですね。竹取の翁(たけとりのおきな)によって光り輝く竹の中から見出され、翁夫婦に育てられた少女かぐや姫にまつわる物語。
かぐや姫の物語については、巨匠 高畑 勲さん監督のこちらの作品がわかりやすいと思います。
日本三大悲恋物語(その3)「浦島物語」
こちらも日本では、超有名な物語。今ではauのCMの印象が強いですが。。
亀を助けた報恩として海中(海の果て)に連れてゆかれ(伝承によっては遭難して流れ着いた乙姫を舟で送り届け)、乙姫の饗応(きょうおう)を受ける龍宮譚で、浦島太郎が、開けてはならない玉手箱を渡されて帰郷を許されるが、箱を開けてしまい、白髪の老人に化するというものである。
浦島太郎のパロディーを読みたいかたはこちら↓
「松浦佐用姫」伝説ゆかりの地 鏡山公園の展望台が美しすぎた
鏡山公園の情報
住所:佐賀県唐津市鏡字大平6052-1 (駐車場あり)
「松浦佐用姫」伝説ゆかりの地 鏡山公園ですが、佐用姫の像だけでなく展望台から見える虹の松原が絶景です。
佐賀県唐津市の鏡山山頂にある縁結びスポット「鏡山稲荷神社」にも行ってみよう!
「松浦佐用姫」伝説ゆかりの地 鏡山公園に行った後は、徒歩10分ほどの場所にある鏡山山頂にある「鏡山稲荷神社」に行ってみましょう。
こちらの「鏡山稲荷神社」には、狛犬ならぬ「狐」が神社の前に鎮座しています。「稲荷」神社の場合、狛犬ではなく「狐」です。
そして、この鏡山稲荷神社の狐には言い伝えがあります。
むかしむかし、それはそれは綺麗な姫がいたそうな。
その姫は、その美しさから男から強引にいいよられます。
そんな姫が、あるひ道端で出会った傷ついた狐を手当てをしました。
そうすると狐は、姫に化けお礼にいいよってきた男と共に代わりに行ってしまいましたとさ。
そんな物語を胸に、改めて狐をみるとなんか、ほっこりしますね。
怖い顔してますが、優しい狐さんです。
タカヒロ的まとめ
いかがでしたでしょうか?佐賀県唐津市の鏡山公園は、松浦佐用姫さま、展望台からの絶景、鏡山稲荷神社の狐さん、と非常に見応えたっぷりの観光スポットです。ぜひ行ってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。今日はこんな感じで!
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