かもめ食堂シリーズ『パンとスープと猫日和』の感想〜ふと立ち止まって人と場所と時間との関係性を考える

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こんにちは!かもめ食堂好きのタカヒロです(@kyohirofuku3年前くらいに勢いで購入して実家に置いたままにしておいた『パンとスープと猫日和』。夏休みで時間があったので実家で鑑賞してきました。『かもめ食堂』シリーズは全て鑑賞している私ですが『パンとスープと猫日和』がいちばん心に響きました。おそらく映画のストーリーと自分が置かれている状況から共感するポイントが多かったからだと思います。

では、早速参りましょう〜

映画『マザーウォーター』のロケ地 京都のカフェ シズク(shizuku)でランチしてきました

『パンとスープと猫日和』のあらすじ

小林聡美さん演じる主人公の母親が亡くなるところから物語が始まります。主人公の母親が営む飲食店は閉店することになり、常連さんたちは娘にお店を注いで欲しいと言います。しかし主人公は今の仕事にやりがいを感じていたのでお店を継ぐ気は無いと答えますが、状況が変わり主人公の考えも変わり新しい挑戦をはじめます。

タカヒロ
『かもめ食堂』シリーズは人と時間と場所との関係性を表現するという一貫したテーマを持っています。『パンとスープと猫日和』もこのテーマに沿って物語が進んでいきます。
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『パンとスープと猫日和』の感想

映画の中で主人公のお店とそれを取り巻くスタッフ、町の人との関わりを観ていると本当に実在するとあるお店の物語をのぞき見しているような気分になります。人がとある地域に住み、地域の人とのつながりを作り、有機的に広がっていく。人と人とのつながりっておもしろいし、そういう色々なつながりを長い年月をかけて作っていくのもまたおもしろいなと感じました。私自身、福岡→神奈川→広島→大阪→東京→千葉と移り住んできましたが、そのたびにその地域の人と仲良くなりつながりを作ってきました。どこの地域に住んでいてもそこに元々住んでる人はいて、その人たちとの新しいつながりを作っていくのって初めは大変ですが、それがだんだん心地よくなっていくもんだなあとシミジミ思います。

大阪

大阪に来て一年。様々な人との出会いに感謝

『パンとスープと猫日和』の印象に残ったシーン

主人公が父親が亡くなった後にUターン就職し、「自分がまさか寺を継ぐことになるとは思わなかった」という坊さんに「時間は知らない間に人や場所を変える」と言うんですよね。これってその通りだなと思ってて、同じ場所、人と関わっていても時間が人と場所を知らぬ間に変えているんです。

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私の前の職場でも、同じような毎日を過ごしていたけれども気がつくと後輩が会社を辞めたり、通勤途中のお店が閉店してたり、新しい店が出来てたり、自分が知らぬ間に人は新しいことを考え、何かしらの変化が起こっているんです。こういう変化がまた新しい出会いや人の行動を変えていくんだなあと。

またこんな言葉も出てきました。

自分が自分を不自由にしていた
自分が自由になれて初めて人との時間が始まる

真面目すぎました
これからは不良になります

ガチガチに真面目にならずにちょっと息を抜いて、やんちゃなこともやってみたいなあと。30代も半ばに差し掛かって最近思うのが人生無駄なことはないし、一見無駄に見えることが実は後で役に立つということなんです。真面目にガチガチに何かをやってた20代から少し視点を変えて、無駄なこともガンガンやっていこうと思います。

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タカヒロ的まとめ

いかがでしたでしょうか?仕事で忙しくてモヤモヤしている人、毎日4時間残業で休日の予定はパンパン、なんか知らんけど常に忙しい、、そんな人にオススメの作品です。物語の中で出てくるフレーズがきっとあなたへの気づきを与えてくれると思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。 今日はこんな感じで!

『パンとスープと猫日和』(2017/8/18)★★★★☆@実家ブルーレイ

★★★★★ 近年有数の名作
★★★★☆ 見逃せない
★★★☆☆ 楽しめる
★★☆☆☆ それなりに楽しめる
★☆☆☆☆ オススメしない

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